『ロリータ・コンプレックス』に関する豆知識
【ロリータ・コンプレックス(ろりーた・こんぷれっくす、英:Lolicon、略称:ロリコン)】とは、幼女・少女への性的嗜好や恋愛感情のこと。
語源は、中年の男性が年の離れた少女を愛するウラジーミル・ナボコフの小説「ロリータ(Lolita)」の主人公である美少女ロリータに由来する。作品の内容は中年の男性が年の離れた少女を愛する物語。
また「ロリコン」と略す場合は、幼女・少女への性的嗜好や恋愛感情を持つ者のことも指すことがある。
現在、画像・動画サイトなどでロリータと分類されているものは、実際の歳に関わらず幼く見える女性・童顔女性であることがほとんどである。
ロリータ・コンプレックスはエフェボフィリアや性的倒錯など医学や精神分析的な分析とは意味合いが異なる。
精神医学上、13歳未満の児童を性的対象とする者は「小児性愛(ペドフィリア)」と定義されるが、性的に成熟した第二次性徴期後期以降の女性への性愛は、社会的にも、精神医学でも性嗜好障害とされず、正常な行為である。むしろ(異性愛者の)男性が性的に成熟した女性の中から若い個体をセックスの相手として好むことは普遍的傾向である。
ロリコンという否定的な言葉が存在する事とは対照的に、女子高生と20代の成人男性が交際するケースは現代社会では多く広くみられ、社会的にも容認されている。
しかし、「青少年保護条例(淫行条例)」が存在し、恋愛関係にない場合、18歳以下との淫行が禁じられている。
民法では女子は16歳以上で婚姻が認められているため、同法そのものが憲法違反であり、自由恋愛を阻害するもので廃止すべきだとの声が法曹を中心に根強くある。